「年魚市潟」石碑 |
熱田神宮 |
熱田神宮清水社熱田神宮(愛知県名古屋市熱田区) |
お清水さま社殿裏の一段下がった位置に今も絶え間なく湧き水が出ているところがあり,「お清水さま」とよばれています。この水は目や肌をきれいにするという信仰があります。清水が流れる真ん中に小さな岩が頭を出しています。この岩には楊貴妃にまつわる話があります。 |
莵足神社 今は三河湾から内陸に入っていますが,愛知県豊川市(旧宝飯郡-2010年2月1日豊川市に合併)の莵足(うたり)神社もかつては海に面していました。ここには中国式の生贄(いけにえ)神事が伝えられており,生贄としてイノシシが供えられたこともあったらしいのです。 |
莵足神社 この神社のある三河地方は昔から絹や綿の織物の製造が盛んでした。また,この地域には「秦」「羽田」「羽田野」姓が多いと聞いています。 |
石巻山 豊橋市・豊川市をはじめとする愛知県の東部(東三河地方)には本宮山,鳳来寺山,石巻山の古代より神仙として崇められる三山があります。 |
鳳来寺山その中の鳳来寺山(695m)の「鳳来」は「蓬莱」を意味していると考えられます。鏡岩と呼ばれる巨大な石(山そのものが1個の石)に対する信仰は今も残っています。鳳来寺山はもとは桐生山と呼ばれていました。鳳来寺は利修仙人(神仙思想とも結びついて仙人と呼ばれたが実際は僧であろう。より尊敬の念が込められた呼び方と考えます。)によって開かれた寺で,利修仙人はこの山にある杉の木で薬師如来を彫りました。 |
鳳来寺山文武天皇が病気になったとき利修仙人が祈祷によって病気を治したので,天皇が大変喜ばれ,この地に寺を建てて鳳来寺としました。聖武天皇が病気になったときも光明皇后が薬師如来に祈願したところ全快されたと伝わっています。戦国時代にも,三河の松平広忠と於大の方が後継ぎ誕生を薬師如来に祈願して竹千代(徳川家康)が授かったと伝わっています。 |
熊野神社東三河地方には和歌山県の熊野三山との関係が深い多くの熊野神社があります。豊橋市の牛川町にある熊野社は比較的大きな神社で祭神の中に速玉男神(はやたまのおのかみ)を祀っています。速玉男神は徐福との関係があるとされる神でもあるのです。 |
浪ノ上稲荷神社また,牛川町の浪ノ上稲荷神社には多くの石碑が立ち,それぞれに神の名が刻んであります。これらは徐福に同行した子や従者たちの名であるとされています。その中に「保福大神」と書かれた石碑を見つけましたが,「保」ではなく「徐」の間違いではないかとも考えられます。社の横には蓬莱をかたどった弁天があり,ここにも多くの神の名が見えます。(参考:「消された古代東ヤマト」前田豊著 彩流社 及び 古代神都・東三河) |
本宮山他にも愛知県東部には徐福を連想させる話が残っています。かつて本宮山の麓にある村には和歌山県から移り住んでいた人たちがいて「秦氏」を名乗っていました。この詳細は上記「消された古代東ヤマト」に書かれています。 |